トップ岡山県の伝承新庄村

事例8:歳神棚のそばに、桟俵に柴を立

所在地岡山県真庭郡新庄村
年代伝承
登場民俗調査の話者
出典厄除け――日本人の霊魂観

どんな伝承か

岡山県真庭郡新庄村では、歳神棚のそばに桟俵を据えて柴を立て、疱瘡の神を祀った。この祭りで作られるオイワイ(疱瘡の餅という)は、ホトホトにやって来る厄年の者に与えられた。また疱瘡が流行した年には、同様のものをこしらえて部落の境に立てる習わしがあったという。桟俵に赤い幣束を立てて餅を供えるのは、疱瘡神に対するごく一般的な祭祀の様式で、厄神への供物を漂泊の者に託して厄を払う意味があったと考えられている。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

厄除け――日本人の霊魂観(佐々木勝・民俗学・厄除け信仰・昭和(1988))

民俗学者・佐々木勝が全国の民俗調査をもとに厄除け・厄払いの習俗を日本人の霊魂観から論じた研究書(昭和六十三年)。祖霊信仰・霊魂信仰・厄神信仰を背景に、防塞系呪術(防御型・鎮送型・攻撃型・潔斎型)と祭祀系呪術(供物型・奉迎型)に呪術を類型化する。本文は〔事例〕番号付きで全国各地の具体的習俗を多数収める。

種別から探す

山姥の松と疱瘡神厄除け呪術・俗信

新庄村の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『厄除け――日本人の霊魂観』の伝承