赤ぎんたま
どんな伝承か
美馬郡脇町のサクラ小路に出たという狸で、赤ぎんたまと呼ばれる。四五十年前の話として語られ、赤い大きな睾丸をぶら下げながら化けて出たと伝わる。脇町では、中町のバケモノ小路にいつも黒いお高祖頭巾をかぶった女の姿で現れる黒帽子、北町裏の辻井戸で夜に小豆を洗う音を立てる小豆洗など、小路や辻ごとに名を持つ狸が語り継がれている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
阿波の狸の話(不明(徳島県史蹟名勝天然記念物調査委員と本文中に自署。著者名は本テキストに明記なし)・大正末〜昭和初期(本文に「煙草専売法施行から二十四五年」「大正十年」等の記述あり、収録は昭和初年頃と推定))
徳島県(阿波)に伝わる狸譚を集成した郷土怪異資料。