一カ月半で六十キロ減らした絶食
どんな伝承か
埼玉県川口市に住む演歌歌手の古口樹美さんは、中学のころから一日に七、八食をとるほどの大食で、デビュー当時の体重は九十五キロあった。ヘルスセンターの歌謡ショーで太っていることを笑われて客に席を立たれ、母の営むスナックでは常連の男に面と向かって罵られて泣いたことから、絶食を決意した。最初の一週間は水だけ、その後はレモンの汁と小さな低脂肪ヨーグルト一個で過ごし、毎日縄跳び五千回と五キロのマラソンを続けた。体重は週に十キロの割で減って一カ月で五十キロに達したが、さらに続けて四十キロとなり、ついに三十五キロまで落ちた。
原典より
縄跳びを毎日五千回、マラソン五キロ、それを毎日やりました—— 証言・臨死体験(立花隆・臨死体験・ノンフィクション・1996年(平成8年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
証言・臨死体験(立花隆・臨死体験・ノンフィクション・1996年(平成8年))
『証言・臨死体験』は、立花隆が文藝春秋の雑誌『クレア』に連載し、一九九六年に単行本として刊行した臨死体験の証言集である。俳優の安田伸、作家の水上勉、彗星探索家の木内鶴彦、プロレスラーの大仁田厚、映画監督の羽仁進など、病気や事故で死の淵に臨んだ二十三人の体験を、本人や家族からの聞き取りで記録する。各章は人物の略歴と前置きに続けて問答形式の談話を載せ、本人の著書や手記からの引用も交える。