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千鶴子・名刺の郵送透視

所在地熊本県熊本市中央区
年代明治43年2月
登場御船千鶴子、井芹経平、福来友吉
出典心霊と神秘世界

どんな伝承か

済々黌校長の井芹經平に研究を勧められた福来友吉は、明治四十三年二月、千鶴子に初めて通信による実験を行った。名刺十九枚の文字の全部や一部に錫箔を貼り、白いカードで覆って封筒に厳封し、二月十日に熊本の井芹へ送って透視を頼んだ。千鶴子は十六日から三日間治療室にこもったが、初日は眠り込んで三個を火鉢に落として焼いてしまい、十七日と十八日に七個を透視し、残りは疲れて止めた。酒井忠道など多くの名が当たり、完全な的中が三つ、名は当てたが肩書や住所の一部を読み損じた不完全な的中が四つだった。錫箔で隠した字だけは読めまいと見込んでいた福来は、隠しても隠さなくても透視に関わりがないと知って大いに驚き、透視の力を確信した。

原典より

右の結果によりて、私は千鶴子嬢には储に透視能力あることを信じた。—— 心霊と神秘世界(福来友吉・1932年(昭和7年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

心霊と神秘世界(福来友吉・1932年(昭和7年))

『心霊と神秘世界』は、文学博士福来友吉が著し、昭和七年に人文書院から発行された心霊研究と仏教思想の書である。御船千鶴子・長尾夫人・三田光一らの透視と念写をはじめ、霊の幻化、念動、物質化など国内外の心霊現象を実験記録とともに論じ、後半では自我・神秘世界・霊と生命を真言密教や華厳の教えによって説く。全五編からなり、この本文は昭和五十七年に心交社が出した復刻版で、梅原正紀・井村宏次らの「解説研究編」を付している。

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