自称金星人音楽教師・酒井克己の証言
どんな伝承か
神奈川県葉山町に暮らす音楽教師の酒井克己氏は、自分は金星人だと名乗っていた。昭和三五年の『週刊コウロン』の記事によれば、彼は空飛ぶ円盤で一度金星へ帰ったことがあり、中央線のお茶の水駅では土星人を見かけたこともあるという。金星では農業に就いていたが、種まきから取り入れまでボタン一つで済む機械化された農場で、食事は高周波で調理した薄味のものが多く、病気もほとんど無かったと話した。地球に来たのは人格転換によるもので、金星人の魂が地球の酒井氏の体に宿って育ったのだという。金星へ帰ったときは葉山の近くから円盤で発ち、同じ所へ戻ってきたと真顔で語っていた。
原典より
自称金星人酒井克己氏はときどき金星に住む宇宙人と交信し、いつか金星に帰ったときは、よく写真などで見る空飛ぶ円盤に乗り、現在住んでいる神奈川県の葉山の近くから出発し、ふたたび同じ場所にもどってきたと大まじめで語っている。—— 世界の七不思議-古代から現代までの29話(庄司浅水・1968年(昭和43年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
世界の七不思議-古代から現代までの29話(庄司浅水・1968年(昭和43年))
『世界の七不思議-古代から現代までの29話』は、庄司浅水が一九六八年に著した、世界の驚異と謎を語る読み物である。ビザンチウムのフィロが選んだ古代の七不思議、それに続いて選ばれた七不思議、『古代の不思議』の著者コットレルが選んだ遺跡の七つを解説し、さらにムー大陸、イースター島、ネス湖の怪獣、雪男、空飛ぶ円盤などを「世界の新不思議」として取り上げる。序に代えて「七」の数の意味を説き、各項では史家の記述や海外の新聞記事を引いて諸説を述べる。