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右手が止まらず回り続けた奇病の女

所在地宮城県仙台市青葉区(東北帝国大学附属病院)
年代昭和三年十二月
登場小使の吉田ちの
出典日本怪奇集成-明治大正昭和篇

どんな伝承か

東北帝国大学附属病院の加藤内科に、右手が風車のように回り続けて止まらない患者が入院した。掌を八つ手のように広げたまま朝から晩まで高速で回転し、無理に押さえようとすると逆向きにいっそう激しく回り出す。動きが止まるのは眠っているあいだだけだった。患者は同じ病院で小使いとして働いていた五十一歳の女性である。震顛舞症と呼ばれる、脳の運動をつかさどる器官の故障によるもので、当時の医学では治療の手立てがなく、自然に治らない限り死ぬまで回り続けるだろうと言われた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本怪奇集成-明治大正昭和篇(富岡直方編著・日本怪奇集成・昭和初期(推定昭和2-3年))

明治・大正・昭和の怪奇譚(日本怪奇集成)/生首と幽霊の怪/狐狸のいたずら/怪盗と世相の怪異/各時代の不思議な事件

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