狭山丘陵に生まれたトトロの森一号地
どんな伝承か
子供に人気のアニメーション映画「となりのトトロ」の舞台となった狭山丘陵では、虫食いのような開発が日ごとに進んでいた。その自然を守ろうと、二年前にナショナルトラスト運動「トトロのふるさと基金」が発足する。丘陵の中にはごみの最終処分場もある。林を分け入ってようやく見つけた「トトロの森一号地」は、小さな杭を打って縄を巡らせただけの約三六〇坪で、全体から見ればほんの点にすぎないが、開発を食い止める防波堤として大切な一点である。基金には一万人を超す人から一億円を超す寄付が集まり、行政を動かす力にもなった。一号地の周辺は所沢市が買い取りを決め、次は二号地の取得が目標だという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)