東京競馬場魔のコーナーの欅と墓
どんな伝承か
東京競馬場には魔のコーナーと呼ばれる場所があるという。第三コーナーと第四コーナーのあいだあたりで、そこへ差しかかると先頭を走っていた馬の脚がぴたりと止まり、レースが荒れるのだそうだ。語り手が知人から聞いたところでは、その付近には数本のケヤキが立ち、木に守られるようにいくつかの墓がある。源平合戦のころのものらしい。競馬場を造るとき墓とケヤキを動かそうとしたが、子孫が刀を振りまわしたとも、木を伐ろうとした者が何人も続けて怪我をしたともいい、不吉な森として手つかずのまま残されているという。
原典より
---#### 話例・4 伝承に守られる昭和二〇年前後のこと。—— 現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)