東栄町・)
どんな伝承か
明治十五年(一説に十六年)の旧正月十四日のこと、御殿村字月(現・東栄町)出沢の木挽・三作が仲間八人と山小屋に泊まっていたときの出来事だという。天狗に連れ去られていた若者が戻ってくると、人が三人がかりでも動かせないほどの大木を、一人で軽々と担ぎ上げるほどの怪力を身につけていた。その大木で作った祠の残りは、後年まで庭先に残されていたと伝えられる。異伝では倉淵千代造という人物にまつわる話ともいう。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 1 河童・天狗・神かくし(松谷みよ子・現代民話考・1970年代)
松谷みよ子『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』を小話単位で全532話収録。河童・天狗・神かくしにまつわる現代の民話・怪異譚を全国から採集し、地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明530話・市区町村判明477話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。