小赤沢(2)
どんな伝承か
新潟県中魚沼郡津南町小赤沢に伝わる話。夕方、小赤沢川で馬の脚を冷やしていると、河童が現れて馬に襲いかかり、馬と河童の争いになった。見ていた馬の持ち主は、邪魔になる馬の尻尾を切ってやったが、そのせいで馬は河童に負けてしまった。その夜、馬は夢に現れて「尻尾を切られたために負けて残念だ」と訴え、馬の持ち主はやがて病気になって亡くなったという。話者は阿部さん、浅川欽一『秋山物語』の記録による。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 1 河童・天狗・神かくし(松谷みよ子・現代民話考・1970年代)
松谷みよ子『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』を小話単位で全532話収録。河童・天狗・神かくしにまつわる現代の民話・怪異譚を全国から採集し、地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明530話・市区町村判明477話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。