弘法柿
どんな伝承か
西蓮寺の境内にある、高さ十五尺余りの柿の古木である。空海が巡錫の際、杖にしていた柿の木を逆さに挿したものだと寺記に記されている。それでこの柿の実は今も種が逆だという。新潟県西頸城郡西海村には雲水柿があり、市野々の鍛冶屋を訪れた雲水坊主が渋柿をつまんで以来、柿につまんだ形の胡麻が入るようになったといい、その雲水は親鸞上人であったと伝える。
原典より
西蓮寺の境内にあつて、高さ十五尺餘の古木である。—— 日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。