夏に雪見をしようと庭に白飯をまき下男下女に踏ませ
どんな伝承か
現在の糸魚川市にあたる旧西頸城郡青海村大沢の伝え。昔ここに三浪長者がいた。夏に雪見をしようと庭に白飯をまき散らし、その上を下男下女に踏ませて喜んだ。また正月元日には氏神の社まで大きな鏡餅を並べて飛び石にし、その上を踏んで参詣したという。その後、家は火事で焼け、さらに翌年、青海川の洪水で家財を流して滅びたと伝わる。食べ物を粗末にした驕りが没落を招いたと語る長者譚である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。