薪取りの村人の前に身長一丈余りの大入道が現れ
どんな伝承か
山梨県北都留郡笹子村(現大月市笹子町)、阿弥陀海道の北にある険しい山を入道山という。昔、村民が薪取りに行ったとき、身の丈一丈余りの大入道が現れ、村人たちを右手の小沢に連れ込んで、一週間余りも出さなかったと伝えられる。今もこの沢を牢場と称して、踏み入ることを嫌うという。北都留郡誌に載る伝承である。神隠しに類する山の怪異譚である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。