横田たんぼの広さと父の見栄
どんな伝承か
君津市の小櫃川上流、かつて上郷と呼ばれた亀山あたりに伝わる笑い話である。父と子が馬車に薪を積んで木更津をめざした。馬来田を過ぎると一面の田が開ける。ここは何という所かと子が尋ねると、父は馬をひきながら横田たんぼだと答えた。その広さに驚いた子が、横田たんぼは世界一だと言うと、父は胸を張り、ばかを言うな、日本はこの三倍もあるぞと返したという。『上総町の民話』に採られた話である。
原典より
笑い話のひとつに、君津市の小櫃川上流地域に伝わった横田たんぼの話がある。—— 房総の年輪 より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
房総の年輪
編『房総の年輪』を全93話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。