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神の使いの雉子を食べた一家と雉子の宮

所在地千葉県成田市前林七軒新田(諏訪神社)
年代伝承
登場諏訪大神、清左衛門、雉子を食べた炭焼きの農夫
出典大栄町史 民俗編

どんな伝承か

前林の七軒新田に、田畑を耕しながら炭を焼いて暮らす清左衛門の一家三人がいた。ある日、木を伐っていると、空でもつれ合っていた二羽の雉子が足もとへ落ちてきた。この雉子は信濃の霧ヶ峰に生まれ、諏訪大社の使いとなって、一年ほど前から村の諏訪神社に仕えていたが、ささいなことから喧嘩をして互いに傷ついたのだった。そうとは知らない清左衛門は持ち帰り、家族で料理して食べてしまう。その夜、三人とも腹痛と熱に苦しみ、夢に諏訪大神が現れて、食べた鳥は我が使いである、この地に祠を建てて弔えと告げた。清左衛門は神主にお祓いを頼み、畑の中に雉子の宮を建てて霊を慰めると、一家は元の暮らしに戻ったという。

原典より

清左衛門は驚き、早朝急いで諏訪神社の神主の家に行って事情を話しお祓いをしてもらって、畑のなかに雉子の宮を建てねんごろに雉子の霊を供養した。—— 大栄町史 民俗編(大栄町) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

大栄町史 民俗編(大栄町)

『大栄町史 民俗編』は大栄町の町史の民俗編で、ここに収められているのは第六章「ことばと生活」第一節「伝説」の部分だけである。北総台地にある町内の地区ごとに、源頼朝の鞍掛けの松、城主大須賀氏・伊能氏の話、弁天様と道祖神、狐・狸・河童・大蛇の話、作男や長者の話、古墳の埋蔵金の話などを伝える。伝説は歴史・神仏・動物・人物に関する伝説と「トーカとムジナの話」の五項に分けられ、末項では狐に化かされた体験とムジナの火の話を「〇」の箇条で並べる。

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