十一人塚
どんな伝承か
比企郡鳩山村(現・鳩山町)奥田にある十一人塚は、骸骨を埋めた塚だといわれる。かつては雨の降る夜になると「冥火(めいか)」が燃えたが、塚ごとに地蔵を建てて追福したところ、火は出なくなったという。本書は県内の塚をめぐる伝説を型ごとに集めており、十三塚や七人塚の解説では、人数を冠したこれらの塚が、人を葬ったという伝説をもちながら、実際には境や古道沿いに築かれた供養壇・祭壇であったとみている。
原典より
骸骨を埋めた塚といわれ、かつては雨夜に「冥火(めいか)」が燃えたが、塚ごとに地蔵を建てて追福したところ火は出なくなったという。—— 埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成・昭和40年代刊(中巻・歴史伝説)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成・昭和40年代刊(中巻・歴史伝説))
韮塚一三郎『埼玉県伝説集成——分類と解説 中』(歴史伝説の巻)を全608話・伝説(土地別の異伝)単位で収録(<解説>・[参考]・和歌・注は本文に内包)。埼玉県下の歴史伝説(塚・城址・古戦場・武将〈新田義貞・畠山重忠・太田道灌ら〉・史跡・寺社縁起等)を、所在地(市町村・字・社寺)と出典(新編武蔵風土記稿・各市町村史等)を付して体系的に集成した中巻。