経塚(その十一)
どんな伝承か
入間郡日高町(現・日高市)中鹿山に、旗塚と呼ばれる塚があり、これを経塚ともいう。塚は周囲五、六間から十間ほど、高さは三、四尺から五、六尺ほどで、その数は三十六を数え、たがいに食い違いながら二列に並んでいる。東側は村落に続く丘の上に立ち、南北には遠く原野を隔てて、入間・高麗の二つの川を望むことのできる地勢である。安部立郎『入間郡誌』が記している。
原典より
畠山重忠が経文を埋めて築いた塚であるという。—— 埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成・昭和40年代刊(中巻・歴史伝説)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成・昭和40年代刊(中巻・歴史伝説))
韮塚一三郎『埼玉県伝説集成——分類と解説 中』(歴史伝説の巻)を全608話・伝説(土地別の異伝)単位で収録(<解説>・[参考]・和歌・注は本文に内包)。埼玉県下の歴史伝説(塚・城址・古戦場・武将〈新田義貞・畠山重忠・太田道灌ら〉・史跡・寺社縁起等)を、所在地(市町村・字・社寺)と出典(新編武蔵風土記稿・各市町村史等)を付して体系的に集成した中巻。