人買いにさらわれた梅若の塚
どんな伝承か
墨田区堤通の木母寺に梅若塚がある。十二歳の梅若は、故郷の北白川へ帰ろうとする道中、奥州の人買いである信夫の藤太にさらわれた。連れられてこの地まで来たところで病にかかり、そのまま息を引き取ったという。川の対岸の浅茅ヶ原には、心を病んだ母、妙亀の塚も残る。
原典より
墨田区堤通の木母寺に、梅若塚というものがある。—— 武蔵の伝説(大島建彦/渡辺千佳子・日本の伝説・昭和51年(1976)刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
武蔵の伝説(大島建彦/渡辺千佳子・日本の伝説・昭和51年(1976)刊)
大島建彦・渡辺千佳子『武蔵の伝説』(角川書店「日本の伝説」シリーズ・昭和51年=1976刊)を全799話・伝説単位で収録(巻頭「はじめに」は除く)。旧国「武蔵」=東京都・埼玉県および神奈川県の一部(川崎・横浜など)にまたがる伝説を、木/石・岩/水/塚/坂・峠・山/祠堂/家・村/祭礼・行事 の八部門に分類して集成する(内訳 東京都371・埼玉県353・神奈川県75話)。