トップ愛知県の伝承設楽町

新左の猪撃ち

所在地愛知県北設楽郡設楽町上津具
年代伝承
登場新左
出典愛知県伝説集

どんな伝承か

嘘こきの名人といわれた上津具の新左が語った鉄砲自慢の一つ。村の衆が大勢で猪を追い出した。おれが山の中腹で鉄砲を構えて待っていると、猪が谷を駆け上がって転がるようにこちらへ飛んでくる。おれは慌てはしない。まず一発、三枚下を狙って撃ち放したがこれは外れた。猪はもう目の前まで来ている。それでも慌てず二発目を撃つと、たしかに手応えがあったのに猪の姿が見えない。そこで皆と探しに行くと、谷を越えた向うの山の草刈場の坪木に引っかかって死んでいた。皆が手を叩いて、いや鉄砲は新左に限ると言ったものだ、という話である。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

愛知県伝説集(福田祥男・昭和三十六年(1961)刊)

尾張・三河(愛知県)に伝わる伝説を山/海/水/給水・雨乞/地蔵・観音/石・岩/城跡・屋敷跡/塚・墓/地名/動物・変化/植物/祟り・怨霊/山人・巨人/社寺/その他の15章に分類して集成する。尾張富士の背くらべ、女人禁制の山、河童・狐狸の変化、雨乞いの淵、戦死者の塚や落人伝説、社寺の縁起や地名の由来など、愛知の地に根ざした怪異・霊験・由来譚を地名つきで網羅する。

種別から探す

うそこき新左鉄砲法螺話上津具

設楽町の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『愛知県伝説集』の伝承