花のカジマヤー由来
どんな伝承か
具志川市太田(現うるま市)に伝わる話。まだ人間がいなかった頃、天の神が地上に降りて土で人形を作ったが、翌朝には壊されていた。見張ると夜半に地が割れて地の神である白髪の老人が現れ、無断で土を使うなと怒った。天の神が百年後に返す約束で人形に息を吹き込み人間を誕生させたが、九十七年後(閏を合わせて百年)に地の神が返せと言うと、天の神は懇願し、代わりに人形に子どもの格好をさせ花のカジマヤー(風車)を持たせて祝うことになった。これが長寿を祝うカジマヤー祝いの始まりと伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第15巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第15巻』所収の「文化叙事伝説」「自然説明伝説」全185話(奄美・沖縄=南西諸島)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。