馬蹄石
どんな伝承か
大島の神崎の灯台の下には広い野原があり、その辺りの五十坪ほどの黒褐色の岩の上に、人の足跡や馬の蹄の跡、鎖の跡などがついている。神代のころ、沖津宮に祀られる沖津姫命がこの島へ渡り、沖の島へ渡ろうとしたが海が荒れて渡れず、この岩の上に泊まって風を待ち、翌日沖の島へ行った。馬蹄石はそのときの人馬の足跡だといい、足の痛む者はこの足型に立って沖津宮を拝む習わしがある。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第13巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第13巻』所収の「文化叙事伝説」全35話(福岡・大分・佐賀・長崎=北九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。