将門出生を伝える九十九里の地
どんな伝承か
千葉県東金市御門ほかの伝え。天慶の乱を起こした平将門の生まれた地とされる場所が、九十九里沿岸に点在する。将門を身ごもったまま漂着した母を村人が介抱し、無事に将門が生まれたところだという伝承が、東金市御門をはじめ同市の宮、山武郡九十九里町片貝の城の内などにある。また東金市の御門や殿廻のあたりは将門の館の跡といい、殿廻の名は御殿のまわりの意味だという。ほかにも市川市大野の殿台、我孫子市中峠の城山、佐倉市大佐倉の将門山など、県内各地に将門の城や館の跡と伝える場所がある。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第5巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第5巻』所収の「文化叙事伝説」全104話(千葉・山梨・神奈川・埼玉・東京=関東甲信)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。