折野々堰に埋められた娘おこう
どんな伝承か
昔、大水が出るたびに堰がこわれるので、人柱を立てて堰を守ってもらおうということになった。一番先に弁当を持って来てくれた人を人柱に立てようと決まり、最初に弁当を持って来た十三になった娘のおこうが、箱に入れられて堰に埋められた。おこうは箱の中で七日生きて鈴を鳴らしていたという。それ以後、折野々堰は切れたことがなくなり、おこうのために地蔵を立てて祀った。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第12巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第12巻』所収の「文化叙事伝説」全139話(香川・徳島・愛媛・高知=四国)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。