十五夜に討たれた侍と胡瓜
どんな伝承か
戦に敗れた侍が落ちのびてきたが、田羽根で追手に捕まった。八月十五日の夜のことで、月明かりのもとで刀を交えたものの、運悪くきゅうりに足を取られて倒れ、そこを槍で突かれて命を落としたという。きゅうりを作っていた武内家ではその後不運が続いたため、毎年八月十五日までにきゅうりを片づけることにしたと伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第10巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第10巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全85話(岡山・広島・山口=中国地方)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。