熊坂長範
どんな伝承か
和田大明神の神体は、治承二年に熊坂長範が近江の葦原岳の麓の岩屋から奪い取って来て、熊坂岳に隠しておいたものだという。長範はその霊威におそれて七体を川へ流し、これを流れ七社という。その一つが川合に漂着し、村人が拾い上げて祀ったのがこの神体と伝える。熊坂岳の中にある宮ノ平という字地は、この神を隠した所だという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第9巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第9巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全100話(奈良・大阪・和歌山・三重=近畿南部/紀伊)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。