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由良浦で奴隷となった姉弟の顛末

所在地京都府宮津市字由良
年代伝承(口承)
登場山庄大夫、安寿姫、津塩丸、山岡太夫、佐渡二郎、宮崎三郎、由良の長者、姉、弟、人買い、船頭
出典日本伝説大系 第8巻

どんな伝承か

由良山のかたわらに、昔、山庄大夫が住んでいた跡があるという。大夫には二人の子があり、姉を安寿姫、弟を津塩丸といった。二人は越後の直井浦で山岡太夫に売られ、海辺で母と別れて別々の舟に乗せられた。母は佐渡二郎の舟に、安寿と津塩は宮崎三郎の舟に乗り、舟は丹後の由良浦に着いた。ここで山庄大夫が二人を買い取って奴隷とし、安寿は水を汲み、津塩は薪を採る辛苦を負った。のち津塩丸は願い出て丹後国を与えられ、佐渡に母を訪ね、丹後で僧を尋ねて国分寺に入り、厚く礼を述べた。その後、山椒大夫と三男・五男を誅し、残る三子は赦したという。近くには、かつて竹の鋸で大夫の首を挽いたという松がある。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第8巻』は、黄地百合子・酒向伸行・田中久夫が滋賀・京都・兵庫の三府県を分担して執筆し、福田晃がまとめた伝説集である。丹波の湖を神々が切り開いた国造りの話、神同士の争い、英雄や長者の盛衰、蛇と人の話、魚・鳥・石・塚・祠堂の由来などを、各地の口承や記載資料から集める。第一部「文化叙事伝説」と第二部「自然説明伝説」に分け、各話を例話・類話・文献・参考の順に並べ、高木敏雄・柳田国男の対応する話名を付す。

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人身売買竹の鋸

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