牛が首池
どんな伝承か
下河端町の東北、八十三字に、昔から牛が首と呼ばれる池がある。現在、水落の神明神社に伝わる干ばつの時の雨乞いの神事は、もとはここで行なったものである。大治四年、当国押領使国貞の志願によって社を水落町の鳥ヶ森に移してからは、その神事も現在の境内で行なうようになり、牛が首はただその遺跡をとどめるだけとなった。さらに近年の耕地整理で埋め立てられ、今はその地番だけが残っている。
原典より
下河端町の東北八十三字に、昔から牛が首と呼ばれる池がある。—— 鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説(鯖江市(編)・鯖江市史・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説(鯖江市(編)・鯖江市史・自治体史(民俗))
福井県鯖江市の地名にまつわる口承を、自然物(樹木)・岩石・山谷坂・池泉川・家屋敷・神社寺院祠堂・人物事件・霊異妖怪のカテゴリ別に網羅する。樹木では矢留めの一本杉、観音様の大杉、鐘鋳りの松、三峯の大いちょう、てんぐ松、柿の木と膳椀(膳椀貸し)、三度グリなど。