はてなし話(栗が落ちる)
どんな伝承か
群馬県高山村に伝わる「はてなし話」の一つに、栗が落ちる話がある。他の地方では川端の栃の実が落ちたり、大きな池に蛙が飛びこんだり、蜂が巣から出入りしたりする話がくりかえされる型が多いが、高山村では山へ栗拾いに行くと栗の実がポチカチ、ポチカチと際限なく音を立てて落ちてくるという形で語られる。子供が飽きて「もういい」と聞くのをやめさせるまで延々と続けられる、ほほえましい形式の昔話であるという。
原典より
山へ栗を拾いに行ったら、栗がポチカチ、ポチカチ落ちて来た。—— 高山村の民俗――昔話(群馬県民俗調査報告書 第21集・群馬県民俗調査報告書・民俗調査報告) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
高山村の民俗――昔話(群馬県民俗調査報告書 第21集・群馬県民俗調査報告書・民俗調査報告)
『高山村の民俗(群馬県民俗調査報告書第21集)』所収の昔話。群馬県吾妻郡高山村に伝わる口承を採録する。