子の日には芋を植えない
どんな伝承か
文部省の迷信調査協議会が全国の小学校を通じて集めた俗信調査に、里芋に関する例として長野県伍和(農村)の「子の日には芋を植えない」が第三十四例として挙げられている。原典は農業に関する俗信四十二例を並べたうえで、その半数以上が日の吉凶に関わるものだと指摘し、十二支に関わる例だけを一表にまとめている。その表では芋について子の日に一例が数えられている。著者は、田植えの適期や労力と水の配分という現実の生産条件と、日の吉凶を避ける習慣とが矛盾しないかを問題にしている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の俗信 1――迷信の実態(文部省迷信調査協議会・日本の俗信・昭和24年(1949))
文部省迷信調査協議会『日本の俗信1―迷信の実態』(昭和二十四年)。戦後の文化国家建設を背景に、昭和二十一年から宇野圓空を委員長とし今野圓輔・森秀男・古畑正秋らの人文・自然科学者・迷信研究家が、全国の児童生徒・教師を通じて行った大規模な迷信実態調査の第一回報告。