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子育て呑龍(回向院)

所在地埼玉県草加市高砂一丁目(回向院)
登場呑龍上人
出典草加市史 民俗編――伝説

どんな伝承か

高砂一丁目にある回向院では、本堂に呑龍上人の像を祀っている。上人は一の割の円福寺に生まれ、のちに上州太田の大光院を開いた江戸初期の名僧で、回向院がその像を円福寺から迎えたのは昭和十年のことである。上人は各地で捨て子を育てたことから子育て呑龍とも呼ばれ、回向院の呑龍様も子育てによく効くと伝わる。回向院を中心に呑龍上人永代講が作られ、弟子となって上人と縁を結べば夜泣きが治り、子が丈夫に育つといわれた。とりわけ四月十五日の御開帳の日は、大勢の参詣人でにぎわったという。

原典より

呑龍上人は、各地で捨子を養育されたので「子育て呑龍」とも呼ばれるように、回向院の呑龍様も子育てに霊験あらたかと伝えられている。—— 草加市史 民俗編――伝説(草加市(編)・草加市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

草加市史 民俗編――伝説(草加市(編)・草加市史)

『草加市史 民俗編――伝説』は、草加市史民俗編のうち「二 伝説」の章である。地名起源・塚・神々・地蔵・薬師・観音・その他の神仏・旅の僧・動物と妖怪の九節で、柿木や青柳の地名の由来、毛長神社の御神体、疣地蔵や火あぶり地蔵、雨乞いの龍、むじな大尽などを、『新編武蔵風土記稿』や縁起碑、土地の伝えによって記す。第十節「世間話」は狐・むじな・狸・雷獣の聞き書きを集め、話ごとに町名と話者の頭文字・生年を添える。

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