吠えすぎて頭が飛んだ獅子
どんな伝承か
脇野沢では「獅子舞の由来」と呼ばれる昔話が語られている。日本の狐と朝鮮の狼と中国の獅子とが、それぞれの得意技を競い合ったときのことである。吠えることを得手とする獅子は、あまりに大きな声で吠えたために、頭と胴とが離れて跳ね飛んでしまったという。話型でいえば狐と虎と獅子にあたり、中国・四国・九州地方に多い話で、東北地方ではほとんど見られないものだとされる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
脇野沢村史 民俗編――伝説と世間話・キツネ伝承(脇野沢村(編)・脇野沢村史・自治体史(民俗))
『脇野沢村史 民俗編』第七章・口承文芸所収の伝説と世間話。青森県下北半島・脇野沢村の口承を採録する。脇野沢を七地域に分けて語る地名起源伝説、子供を脅す妖怪モコ・ジョジョ、海に現れる亡者船、そして数多く語られるキツネ伝承を中心とする。