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呼びづらくて十二支に入れぬ鼬

所在地埼玉県狭山市大字下奥富
年代不明(昔話)
登場佐藤つる、下奥富
出典狭山市史 民俗編

どんな伝承か

狭山市下奥富の佐藤つるが語った十二支の由来話である。鼬もまた十二支の仲間に加わりたいと思い、神のもとへ出かけて行って、なぜ自分を入れてくれないのかと詰め寄った。すると神は、鼬よ、よく聞け、「イタチザル」では口にしにくくなるからだめだ、と言って断ったという。同じ語り手は、猫は魔物だからと断られたとも語っており、採録者は、どちらも十二支由来譚の断片が世間話めいた形に崩れたものだろうと註している。

原典より

昔ね、イタチも十二支に入りたかったんでね、神さまのところへ出かけて行ったんだって。—— 狭山市史 民俗編(狭山市(狭山市史編さん室/民俗調査担当)・昭和(昭和五十年代調査・刊行。本文に昭和五十三〜五十四年の採集記載)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

狭山市史 民俗編(狭山市(狭山市史編さん室/民俗調査担当)・昭和(昭和五十年代調査・刊行。本文に昭和五十三〜五十四年の採集記載))

『狭山市史 民俗編』のうち「五 伝説・昔話・世間話」を収録した一次資料。昭和五十年代に堀兼・入間・奥富・柏原・水富・入間川の各地区で座談会・聞き取り調査を行い、明治〜大正生まれの古老から採集した口承文芸を、見出しごとに原文に近い形で記録する。

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