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小倉の池の竜宮入り

所在地神奈川県川崎市幸区小倉(小倉の池)
年代不明
登場お爺さん・竜宮のお姫様
出典神奈川県の歴史 県史講座要録――伝説と昔話

どんな伝承か

川崎市小倉の小倉の池の近くに、昔お爺さんが住んでいた。正月十四日、繭玉団子を飾る柳を切ろうと鉈を持って出かけ、池のほとりの柳の根に切りつけたところ、手がすべって鉈を池に落とした。拾おうと柳の根につかまって池に入ると、また手がすべって池に落ち込み、竜宮にたどり着いた。お姫様から開けてはならない玉手箱をもらって帰ると、家ではちょうど七回忌の法要の最中だった。のちに箱を開けると、竜頭観音と竜の鱗が出てきたという。

原典より

ある日お爺さんは、禁じられた玉手箱を開けてみると、中からは竜頭観音と竜の鱗が出て来た。—— 神奈川県の歴史 県史講座要録――伝説と昔話(中村亮雄(「伝説と昔話」)・神奈川県の歴史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

神奈川県の歴史 県史講座要録――伝説と昔話(中村亮雄(「伝説と昔話」)・神奈川県の歴史)

『神奈川県の歴史 県史講座要録――伝説と昔話』は、県史講座要録の県下の民俗篇に収められた、中村亮雄の「伝説と昔話」である。柳田国男の白米城伝説の研究を手がかりに、三浦半島の二反ヶ城、鶴見の見返し坂、湯河原の石橋山合戦の伝承など県内の伝説を取り上げる。昔話は本格昔話と派生昔話(化物譚・笑話・動物昔話)に分け、藤沢・津久井・平塚などの類話を並べて世間話にも触れる。「はじめに」「伝説」「昔話」「あとがき」の四節からなる。

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