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橿原遺跡の消化器土偶

所在地奈良県橿原市(橿原遺跡)
年代縄文時代晩期
登場縄文人
出典霊魂の博物誌――原始生命観の体系

どんな伝承か

大和三山の一つ畝傍山のふもとにある橿原遺跡は縄文時代晩期の遺跡で、イノシシやシカの骨、石器や骨角器に加え、百を超える土偶が見つかった。その中に、口から肛門まで続く消化器と排泄の管を表した土偶があり、当時の人々が消化器のしくみをある程度知っていたことがうかがえる。のちの平安時代の『和名抄』には、中国から伝わった医学の六腑に和名が与えられ、胃をクソワタフクロ、大腸をハラワタと呼んだことが記されている。

原典より

そのなかに、口から肛門までの消化器と排泄管を示したものがあった。—— 霊魂の博物誌――原始生命観の体系(碓井益雄・碓井益雄・民俗学・1982年(昭和57年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

霊魂の博物誌――原始生命観の体系(碓井益雄・碓井益雄・民俗学・1982年(昭和57年))

『霊魂の博物誌――原始生命観の体系』は、動物発生学を専攻した碓井益雄が著し、昭和五十七年に河出書房新社から刊行した書である。原始・古代の人々が霊魂をどう考えたかを、日本と諸外国の神話・民俗・古典・言葉の資料から説き、気息や人魂、風や雲、鳥や昆虫、幽霊や影として現れる霊魂の姿と、内臓・心・感覚器官に宿るとされた霊の座を論じ、屎尿や屁、名前と言霊にも章や節を割く。序章と全九章からなり、各章末に参照文献の注を付す。

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