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華厳の滝と通じる大くぼの出水

所在地栃木県真岡市中三ツ谷(大くぼの出水)
年代伝承
登場語り手、伝承者
出典真岡市史 第5巻(民俗編)――伝説・昔話

どんな伝承か

八幡様のずっと南の三ツ谷に、大くぼの出水と呼ばれる一坪ほどのくぼ地があり、年じゅう水が音を立てて湧いて、その水を引いた田からはうまい米がとれた。近くの人が日光に参って華厳の滝を眺めていると、見知らぬ男が、大くぼの出水は滝の水が地下をくぐって湧き出したものだと教えた。確かめようと、名を書いた小さな木札三枚を滝へ投げ入れ、急いで三ツ谷へ帰ると、三日後に二枚が出水に浮かび上がった。残る一枚は大谷川へ流れたのだろうという。この出水も今はどこだかわからなくなった。

原典より

ところが、華厳の滝へ木札を投げ入れてから三日たって、二枚の木札が「大くぼの出水」にあがって来たということだ。—— 真岡市史 第5巻(民俗編)――伝説・昔話(真岡市(編)・真岡市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

真岡市史 第5巻(民俗編)――伝説・昔話(真岡市(編)・真岡市史)

『真岡市史 第5巻(民俗編)――伝説・昔話』は、栃木県真岡市の市史民俗編から、第十四章「口頭伝承」の第一節「伝説・昔話」を収めたものである。大だら法師の足跡、釜淵の燈籠、大前堰の人柱、へび娘など、五行川・鬼怒川・小貝川の淵や沼、社寺にまつわる伝説と、タヌキやキツネに化かされた話を、既刊の民話集・伝説集と新たな採話から集める。冒頭に口頭伝承の参考文献を掲げ、各話の末尾に典拠を記し、結びの「まとめ」で話を河川・社寺・沼・動物の別に整理する。

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