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三が日に餅を断つ木曽呂の石井家

所在地埼玉県川口市大字木曽呂
年代戦国時代(本能寺の変後)
登場織田信長家臣の石井一族四人、高津栄、落人をもてなした高津家の現当主
出典川口市史 民俗編――伝説

どんな伝承か

木曽呂には石井姓の家が多いが、この一族は正月の三が日に餅を口にしない。雑煮も焼き餅も一切食べないのである。先祖は織田信長の家臣で、本能寺の変で主君を失い、明智光秀の追及を逃れて武蔵まで落ちのび、木曽呂の高津家に立ち寄った。折しも正月で、高津家は焼いた餅を出してもてなしてくれた。命からがら流れてきた四人はその情の厚さに深く感じ入り、武士を捨ててこの土地で百姓として生きる決意をする。その苦労と決意を忘れぬために、三が日は餅を断つことにしたのだという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

川口市史 民俗編――伝説(川口市(編)・川口市史・自治体史(民俗))

『川口市史 民俗編』第4章所収の伝説。埼玉県川口市に伝わる自然・神社・地蔵・観音・薬師の伝説と命名由来を採録する。

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