だんご息子
どんな伝承か
ある息子がおばの家で団子を作ってもらって食べたところ、あまりうまかったので、家でも作ってもらおうと帰り道に「だんご、だんご」と唱えながら歩いた。堰を渡るとき「どっこいしょ」と言って渡ったら転んでしまい、その拍子に「だんご」が「どっこいしょ」に変わってしまった。家に帰って「どっこいしょを作ってくれ」と言うが、母にはわからない。じれた息子が母をたたくと、たたかれたところに団子のようなこぶができた。母が「団子みたいなこぶができた」と言ったので、息子はようやく思い出し、団子を作ってくれと言えたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
坂部民俗誌稿(長野県下伊那郡天竜村)――昔話・伝説(民俗誌稿)
『坂部民俗誌稿(長野県下伊那郡天竜村)』第十二章口頭伝承所収の昔話・伝説。南信州・天竜村坂部に伝わる口承を採録する。