トップ埼玉県の伝承北本市

かんねづか(念仏の入定塚)

所在地埼玉県北本市大字下石戸下向郷(かんね塚)
年代
登場念仏を唱える老人、新井恒治、話者
出典北本市史 第6巻(民俗編)――伝説

どんな伝承か

下石戸下の向郷に「かんねづか」と呼ばれる場所がある。桶川〜松山線の石見屋のところの信号から桶川の方へ向かい、大蔵寺を過ぎて坂を下り始める西側の辺りをいう。かんね塚は鉦塚か鉦音塚であろうといい、次の話が伝わる。昔、道端の藪の中で一人の老人が念仏を唱えながら鉦を叩いていた。それが幾日も続き、近所の人が食物を運んでも食べようとせず、死を覚悟しているようだった。鉦の音は夜になってもやまず、風に乗って響き渡り、近くの家の人はもの悲しく感じた。やがて音は途絶えがちになり、ついにぷつりと消えた。のぞいてみると老人は往生していたという。一種の入定塚と見られている。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

北本市史 第6巻(民俗編)――伝説(北本市(編)・北本市史・自治体史(民俗))

『北本市史 第6巻(民俗編)』第十一章所収の伝説。埼玉県北本市に伝わる口承を採録する。

種別から探す

入定塚念仏怪異往生

北本市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『北本市史 第6巻(民俗編)――伝説』の伝承