矢篠が茂ってできた鎌塚
どんな伝承か
お大平さまは並外れて体が大きく、力も抜きん出た偉丈夫で、とりわけ狩りを好んだという。ある日の狩りで放った矢が、隣村の立木を飛び越えて、笠脱沼の北側の原に突き刺さった。矢は篠竹で作られていたため、そのまま根を張って芽をふき、やがて矢篠が茂って塚のようになった。人々はこれをお大平さまの鎌塚と呼んでいる。
原典より
お大平さまは、体格はなはだ優れ、力抜群にして、まれなる偉丈夫であり、特に狩猟を好まれた方であった。—— 利根町史 第4巻(通史・民俗編)――民話と伝説(利根町(編)・利根町史・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
利根町史 第4巻(通史・民俗編)――民話と伝説(利根町(編)・利根町史・自治体史(民俗))
『利根町史 第4巻(通史・民俗編)』第一章所収の民話と伝説。茨城県利根町の文・布川・文間・東文間各地区に伝わる口承を採録する。