防衛医科大の心霊能力研究
どんな伝承か
訳者の序文によると、米ソ両国は心霊工学(サイコトロニクス)を兵器に応用する開発を国家ぐるみで進めており、モスクワの米国大使館に浴びせられた怪電波、原子力潜水艦ノーチラス号の長距離テレパシー実験、モスクワとレニングラードを結んだ透視実験、アポロ14号での心霊テストなどがその例に挙がる。日本もこの流れと無縁ではないとされ、埼玉県所沢の防衛医科大学で国内初の心霊能力研究が序文を書いた前年に始まり、国の予算もついていると訳者は述べている。研究の中身や成果については何も触れられていない。
原典より
埼玉県所沢にある防衛医科大学において、我が国では初めての心霊能力研究が昨年より開始され、国家予算が計上されているのである。—— サイキック・ウォー ―恐怖のソビエト心霊兵器(マーチン・エボン(著)・近藤純夫(訳)・1984年(昭和59年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
サイキック・ウォー ―恐怖のソビエト心霊兵器(マーチン・エボン(著)・近藤純夫(訳)・1984年(昭和59年))
『サイキック・ウォー――恐怖のソビエト心霊兵器』は、マーチン・エボンが一九八三年に著した『PSYCHIC WARFARE』を近藤純夫が訳し、一九八四年に刊行した本である。冷戦下の米ソの超心理学と、その軍事・諜報への応用を扱い、記者トスのモスクワでの拘束、作り話とされた原潜ノーチラス号のテレパシー実験、皮膚で字を読む少女、アポロ十四号の実験などを、新聞・雑誌や報告書を引いて述べる。全十九章に副題を付し、巻頭に訳者の「はじめに」を置く。