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戦災孤児施設の跡地に響く子供の声

所在地岩手県久慈市(アレン短大)
年代約十五、六年前
登場高橋克彦、著者と学生たち、体験者・当時の講師
出典黄昏綺譚

どんな伝承か

まだ物書きになる前、高橋克彦は久慈市のアレン短大で日本文学と文章の講座を受け持っていた。ある日、二階の教室で学生に作文を書かせていると、窓の外の駐車場から子供たちのはしゃぐ声が聞こえてきた。曇りガラスを開けても人影はなく、声はぴたりとやむ。学生に尋ねると、誰ひとり何も聞いていないと言い、運動会もしていないと答えた。花火の音や声援まで届いていたのは彼だけだった。事務局に話すと、戦時中この場所には親兄弟を亡くした幼い子を預かる施設があり、ときおり子供の霊が出ると聞かされた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

黄昏綺譚(高橋克彦・幽霊・怪異体験・現代)

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