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兄の催眠術から目覚めた千鶴子の千里眼

所在地熊本県宇城市不知火町松合
登場御船千鶴子、清原猛雄、福来友吉、千里眼、兄、研究者、済々黌校長
出典千里眼獨習

どんな伝承か

熊本に近い松合村の御船千鶴子が千里眼を得たいきさつは、福来友吉博士の報告に記されている。兄の清原猛雄は明治三十六年ごろから催眠術を習っており、熊本の町に暮らしていた。千鶴子は町の外の松合村で両親と住んでいたが、ある日訪ねてきた兄が家の女中に術を試すと見事に掛かり、続いて千鶴子に掛けてみるとこれもよく掛かった。その後もたびたび兄に術を施されるうち、それが極まって千里眼が現れたという。明治四十一年の七月ごろには、催眠に頼らなくても深呼吸で無我の境に入れば何でも見えると兄に言われ、十日ほど毎日練習すると、言いようのない不思議な感覚が身に備わったと伝わる。

原典より

それから千鶴子さんは、屢々兄さんに催眠術をかけて貰はれましたが、いつも能くか、つたそうであります、そして此の催眠術が絶頂になって、途に此の千里眼になつたのであります。—— 千里眼獨習(神秘術研究會) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

千里眼獨習(神秘術研究會)

『千里眼獨習』は、神秘術研究會が著し、盛報館から出た千里眼の独習書である。密封した書状を読んだ下婢の話やスウェーデンボルグが遠方の火災を知った話、御船千鶴子の透視実験など内外の事例を挙げ、千里眼の理論、催眠術との関係、意志・感情・身体の修養による練習法を説く。例言と内容目次に続く十六項目の本文に、手・爪・顔の部位から人の性質や吉凶を見る付録「人生豫言術」を添える。

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