柴一本も伐らぬ神山ティーラ山
どんな伝承か
昭和二〇年前後のこと。徳之島の徳和瀬の集落の西方に、琉球松が生い茂ってこんもりと盛り上がった小高い森がある。村の人はここをティーラ山と呼び、今は小さな社が建てられている。この森と、その南西にあるチンシ山という森は、古くから神の山として畏れられてきた土地で、今も木には手をつけない。柴の一本すら伐り出さないのは、伐ればバチが当たると信じられているからである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)