稲含の神が投げ落としたベットコ岩
どんな伝承か
富岡市の岩染に、ひき蛙のような形をした岩があり、人々はベットコ岩と呼んでいる。昔、稲含山の神と榛名山の神は大へん仲がよかった。稲含には池が七つあってサルオガセがなく、榛名にはサルオガセがあって池が一つもない。そこで互いに融通し合う約束をし、稲含の神は池を七つとも譲った。ところが榛名の神はサルオガセをほんのわずかしか渡さない。だまされたと知った稲含の神は激しく怒り、榛名山めがけて岩を投げつけた。岩は榛名まで届かず、途中の河原に落ちた。それが今のベットコ岩だという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
群馬県史 資料編 27(群馬県史・江戸時代~明治時代の記録編纂)