トップ > 群馬県の伝承 > 富岡市

名馬磨墨と磨墨神社

所在地群馬県富岡市妙義町下高田(伏見神社)
年代伝承(源平期)
登場源頼朝、高田小次郎、磨墨の持ち主、磨墨の持ち主とする異説の人
出典妙義町の民俗――伝説・怪異

どんな伝承か

磨墨は源頼朝の愛馬で、高田小次郎の馬だったともいわれる。大桁山で生まれたこの名馬は、戦に敗れてのち故郷の山へ帰ろうとしたが、たどり着けずに高田で山の方を向いて息絶えた。跳び上がって嘶いてから死んだので、高田川近くの土地を嘶と呼ぶという。川には磨墨が蹄をかけた跡という馬蹄形の割れ目のある磨墨石が転がり、磨くと黒い艶が出る。磨墨を祀る磨墨神社はもと字馬の宮にあったが、大正時代の合祀で伏見神社に移り、伏見神社の天井の馬の絵も磨墨神社の天井絵を組み直したものだという。

原典より

嘶という地名は今に残っており、名馬の墓は高田にある。—— 妙義町の民俗――伝説・怪異(群馬県民俗調査報告書 第25集・群馬県民俗調査報告書) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

妙義町の民俗――伝説・怪異(群馬県民俗調査報告書 第25集・群馬県民俗調査報告書)

『妙義町の民俗――伝説・怪異』は、群馬県民俗調査報告書第二十五集『妙義町の民俗』のうち、年取りの習俗と口頭伝承を収めたものである。上高田・菅原・大久保・中里などで聞いた、お菊さま・一山和尚・爪引き地蔵、天神様や弘法大師ゆかりの石・井戸・池、大桁山や妙義山の天狗と大蛇の伝説と、屁の名人へっぴり関の話、死の知らせや火の玉、化かされた話などの世間話を収める。口頭伝承は昔話・伝説・世間話と怪異・諺と謎に分かれ、各話の末に聞いた土地の名を添える。

種別から探す

伝説・怪異名馬地名由来神社合祀

富岡市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『妙義町の民俗――伝説・怪異』の伝承