赤城と日光の領分争い(馬と牛)
どんな伝承か
昔、赤城さんと日光さんが領分争いをした。同じ時刻に出発して、出くわしたところを境にしようと決めたが、赤城さんは馬で飛んで来て、日光さんは牛に乗って来たので、名越のたたかいばたけというところで出会って戦った。そのあたりからは今でも矢の根石が出るという。押し問答の末、その場所を両国の境と定め、これをがみあい境という。数十年前までは、一月二日に足尾の妙見さまで、斎藤という家の主人が赤城へ向かって弓を引いたという。逃げるとき日光さんはサツマのつるに足をからませ、モロコシの切株で目を突いたので、栃木の人は片目が細いという。足尾では大黒様の使いの白ネズミが米を運んで来て食わせるのだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
群馬県史 資料編 27(群馬県史・江戸時代~明治時代の記録編纂)