羊太夫と天の申し子
どんな伝承か
羊太夫は、天から降って来た人、あるいは朝鮮のほうから来た人の子孫で、大昔にこの地へ来たという。羊という名がついたのは、天の申し子として羊の年、羊の月、羊の日、羊の刻に秋畑で生まれたからだと伝わる。身の丈が高く、力は人にすぐれ、山から金や銅や鉄を掘り出して奈良の都へ運んでいた。羽根の生えた馬に乗り、一日で空を駆けて奈良を行き来したといい、家来の腋の下に羽根が生えていたともいう。城にはそれぞれ名だたる家来がいたが、あるとき都のほうから大軍が押し寄せた。一、二度は負かしたものの、次第に押しまくられて滅んでしまった。それが小幡氏の先祖だといわれている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
群馬県史 資料編 27(群馬県史・江戸時代~明治時代の記録編纂)