華咲村の石に花咲く
どんな伝承か
群馬県片品村の花咲には、昔から石に花が咲くという言い伝えがある古い石があり、これを花咲石という。武尊様が千貫峠を越えてこの地に立ち寄った折、花の咲くようなよい陽気であったため、この石のそばで休んだことから花咲石の名がついたとも伝えられる。江戸時代の地誌『上野志』にも「往古この石に花咲くことあり、異国にもなおあり」とあり、近年では仙台城下の梅沢兵右衛門の坪石にも石の花が咲いたという瑞花の例が記されているという。こうした奇瑞の言い伝えが、華咲村という村名の由来にもなったと考えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
群馬県史 資料編 27(群馬県史・江戸時代~明治時代の記録編纂)