戻り岩と歌問い川
どんな伝承か
東毛地方に比較的多くみられるのが義経伝説で、いわゆる東街道に沿って分布している。その中で、太田市古氷や利根郡片品村、藤岡市下日野にみられるのが戻り岩系統の話である。弘法大師とか西行が旅の途中で休んでいると子供が通ったので、どこへ行くのかと聞いたところ、その子供は冬ぼきの夏枯れ草を刈りに行くのだと答えた。これは麦のことであるが、弘法大師なり西行はその意味がわからず、恥ずかしくなってそこから引き返してしまうという話である。これを歌問い川などといい、他県にも同じ話があるという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
群馬県史 資料編 27(群馬県史・江戸時代~明治時代の記録編纂)