鯖波の的場家と雌蛇の休憩
どんな伝承か
南条郡神山村池ノ上の弥平蛇池では、長者小西弥平が旱魃のとき雨を降らせた武士に末娘を与え、娘は武士とともに蛇体となって池に入ったと伝える。のち池ノ上に火事があり、池から雄蛇が出て家を七巻半にして防いだが焼け死んだ。雌蛇は雄蛇の死後、夜叉ヶ池へ移ったが、その途中、鯖波の的場伝右衛門方で一泊した。それからは毎年、雌蛇が夜叉ヶ池と弥平蛇池を往復するたびに伝右衛門方で休み、必ず入口の鉤に鮮魚を掛けていった。ところが木の鉤を鉄製の鉤に直してからは、もう魚を掛けなくなったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
福井縣鄕土誌 民間傳承篇(福井縣鄕土誌・昭和初期(1920年代~1930年代推定))